オーストラリアにワーホリ(ギリホリ)で行ってみた!英語が苦手だった私でも働いて住んで旅したお話

オーストラリア(AUSSIE)にワーホリ(ギリホリ)で行っていました。 仕事もしました。旅もしました。オーストラリアを感じながら生活していました。ラウンドした時の写真はこちらにもありますhttps://www.facebook.com/australia417visa/

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ウォーキングエクササイズ!? ベルインジェクション!vol.18B

 

workingholidayoverage.hatenablog.com

ギリホリAUSSIEです。

 

さぁ今回はベルインジェクションというお仕事を紹介します。私は週始めにこの仕事をやり、終わり次第ハンピングをするというサイクルで一週間を働いていました。

 

このベルインジェクションとはベルにインジェクション(注射)するとそのままの通りのことをします。まずベルというのはバナナの花?(定かではありません)に薬品を打ち込み実に虫が発生しない為にする仕事のようです。これをしないとバナナの実に黒く細かい斑点のようなものがでてくるのですが、そうなると商品としては出荷できないとのことでした。

 

そもそもベルとは下記の写真の紫色したものを言います。

f:id:holdengalaxy:20151106035352j:plain

引用先:http://images.all-free-download.com/images/graphiclarge/inflorescences_banana_trees_bananas_222638.jpg

 

 

ベルの上に見える緑のが実の部分です。これはつぼみが開いた状態でつぼみの時は下記の写真です。

f:id:holdengalaxy:20151106035630j:plain

引用先:https://thegrowingweed.files.wordpress.com/2014/02/dsc_0319.jpg

 

このつぼみの状態の時にインジェクションをします。

 

位置が決まっていて写真のだと下から3分の1くらいの位置にインジェクションの針を刺して薬品を流し込みます。そこの位置にベルがあるからです。

ただこの写真の時に打つのは遅くてもう少し早い段階で薬品を投入するのがいいと言われました。このつぼみは今、下に向いてますが、本来は木の先端から出てきているので最初は上を向いてます。これは木からつぼみが徐々にでてきて重みに負けて下に垂れ下がってきている状態です。

 

ですのでまだつぼみが木の先端から頭を出してきている上向きの時がベストタイミングなんですがこれを探すのがとても大変です。色が写真だと紫になっていてわかりやすいですが、ベストタイミングのつぼみはまだ緑色で見分けるのがとても困難です。ゆっくり下から眺めていても最初はわかりませんでした。そのわけは木の先端からは木が小さいうちは葉っぱがでてきていてある程度成長した後につぼみが出るので、葉っぱがでてるのかつぼみなのか判別ができませんでした。しかも英語でいろいろコツを教えてくれていましたが全然理解できず、苦労しました。それでもファームの人は親切に教えてくれて、「つぼみはほんの少しだけど色が変わっているからそれをみつける」とか「つぼみが出てきそうもしくは出た所は女性のおしりのように膨らんでいる」とかいろいろとわかりやすく!?説明してくれました。

 

これからつぼみの事をベルと呼ばせてもらいますが、ベルは木の先端にあるので軽く4m位の位置にあります。高いとそれ以上になります。当然手では届きませんのでこのベルインジェクション専用の道具を使用します。まず薬品用のタンクを背中に背負いますそこからホースが伸びて針があるのですが、長いなぎなたみたいなものの先端に針がついていてそれを刺して薬品を注入します。なぎなたみたいと言ったのはわけがあり針の反対側に刃があります。この刃で邪魔な葉っぱを切ったりしてベルを発見しやすくします。

f:id:holdengalaxy:20151106041917j:plain

引用先:http://3.bp.blogspot.com/-GGPUZFVwq0A/VIqniuiEWOI/AAAAAAAABNQ/g5i_D1-0Jbs/s1600/Bell%2Binjection%2B3.JPG

 

この写真だと刃ではないですが、私が使っていたのはなたの刃のようなものでたまに研いだりもしていました。更にこのなぎなたみたいのはとても長くおそらく3mくらいはあったと思います。

f:id:holdengalaxy:20151106042239j:plain

引用先:http://www.swissfarms.com.au/~swissfar/cmsAdmin/uploads/bell-injecting.jpg

 

こんな感じです。ちょっとなぎなた部分がはみ出ていますが、薬品を注入する時はグリップのところを握ると出てくる仕組みになっています。握力を鍛える道具みたいな形をしているのでこれを1日に何回も繰り返すので握力も鍛えられました。

 

先程お話ししたベルを探す時ですが、ちょうどこの上の写真のようにバナナの木が両側にあるのでこれらの先端を見ながら歩いて探します。基本下は見ずに常に上を向いて左右をキョロキョロ見ながら歩くので転ばないにしてもよくつまづいてました(笑)常に4m位のところを見上げながら歩く、以外と大変です。しかもあまりゆっくり歩いて探していると急かされてしまうのですが、ただでさえ見落とすこともあるのに慣れるまでは大変でした。この作業を1日半位かけてファーム全体を歩きます。夏の一番収穫できる時は成長が早いのでベルもたくさん出てきます。そうすると2日半くらいはかかってしまいます。1週間に一回はファーム全体を見てベルを探さないと手遅れになるからだそうです。この仕事は毎日ではないので慣れるまでがとても大変でした。見落としがないと思っていても後から「何個か見落としていたぞ」とか言われたりしていて、少ない時間でいかにコツをつかむかを考えながらやっていました。

 

さてここで1日何キロ位歩いているか気になった方はいるでしょうか?私は仕事している時は気にもならず、ただ高いとこを見上げながら歩いているだけで結構疲れているなぁという実感があったくらいで特に疑問には感じませんでした。(当然ハンピングよりは疲れません)

ところがオーストラリア人の先輩でいつもハンピングしているAさんが手首を怪我したからということで私と同じベルインジェクションをやることになり、1日目が終わった時とかも「すごい今日は疲れたからすぐに寝るな、お前はなんでそんな元気なんだ?」と言われました。私はこの仕事を始めて2ヶ月位経過していましたし、もうそんなに疲れなくなっていました。このAさんはこの時「こんなに疲れるんだから何キロ位歩いているか知りたい!」と思ったようで翌日だったと思いますが、スマホを持ってきてGPSを使って何キロ歩いているか調べる!」と朝言い放ってスタートしました。その時もあまり気にせずに「そんなことして何のためになるんだろう」と思い、仕事が終わってAさんのスマホを見せてもらうとビックリしました!!!「はっ?1日17km!?」その時一気に疲れが襲ったのは言うまでもありません。距離だけだとあまり長くないかもしれませんが、普通の道ではなく足をとられるデコボコした土の上なのと坂道になっていたりしているので舗装されているところを歩くより疲れるのは自覚していました。が今まで気にせずにしていた仕事が1日に17kmも歩いているとは想像もしませんでした。この瞬間に思ったのは「こいつ余計なことしやがって」でしたw 知らなければ精神的に疲れることもなかったのに。。。

 

ですがおかげで人に説明しやすくなりました。ただ仕事内容だけ説明すると簡単そうですが、実はとても疲れるということを理解してもらえます。ここでやっぱりバナナファームは過酷なんだなと思い知ることに。おかげで足腰がすごく鍛えられました。皆さんも是非いかがですか?世の中お金を払って体を鍛える人もいるのにお金を貰いつつ足腰の強化!素晴らしいですね。しかも慣れてきたら勉強を兼ねて英語の曲を聴いたりしながらやっていたのでとても楽しく有意義に仕事ができました。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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